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ふにゃっ

あの星のふもと、かたちが手を振っている

彼氏彼女の事情 3話

 昔凄まじく怖れていた。自分になることが恐かった。なにもかもを傷つけて破壊してしまう。そう思って当たり障りなく生きてきた。

 今はそんなことない。自分になることは怖くない。悦び。日々を楽しんでる。充実だ。人生になった。 

 

 あのときの自分はいまの自分にこういう言葉を残した。

「人の生きる力というものはあまりにも強大でもしあなたが自分の嘘をつき続けられなくなるまで生き続けられたのならわたしの言葉おぼえていてください。あなたの嘘は確かに嘘であなたの本当は本当に本当なんだけど。あなたの嘘が決して忘れなければいけないどうしようもない傷ではないし、だからと言っていまあなたが噛みしめるだろうあなたの本当もまた醜い愚かなものでもない。わたしは赦します。あなたが本当になることを。あなたの本当がどれだけの善行と悪業を尽くそうともわたしは赦します。どうしようもなくあなたになるしかなかったわたしを赦します。

 だから憎まないで。傷つけないで。あなたは大丈夫です。わたしはわかっています。だからあなたは道を前を歩いて。後ろなんかみなくてもわたしはわかっていますから。自信と勇気で歩いていってください。わたしは応援していますから」

  だからというわけじゃないけど。わたしは案外前向きに歩けるようになった。自分を赦せたから。自分に正直に生きようとしている。

 

 だから3話まで観ていると凄まじくわかるとなる。似たようなもんだから。会えたのは偶然じゃないかもね。今会えたっていうのもね。