卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

せかいにはなにもない。わたしたちはどうする?

無いことが当たり前なら在る事は嘘であろう。わたしが生きる、わたしは本当になるとは言ってはいるがそれは果たしてなんなんだろう。満たされたわたし、瞬間の蓄積のうえに到達するそれは果たしてわたしなのだろうか。どこまでいけばそれは達成されるのだろう。わたしが納得するまで。そのときがきたと感じるまで。それはわかってはいるがいつ来るものなんだろう。わからない。だから不安になる。考えなければいいとはいうが考えなければそのときは訪れない気がする。しっかりと歩かなければ教えてくれないだろう。瞬間に向き合わなければわたしとは出会えないだろう。果たしてどうしたらいいのだ。わかってはいるがそうつぶやく。

生きるということは在るになること。せかいにない、在るを創ること。だれもが勘違いと気づかないほどに当たり前に存在するせかいを創ること。在るだろうか。在るを創るのはわたしたち。何度も崩壊しても何回も創っていく。そうしなければわたしたちは存在できない。せかいにはなにもないから。わたしたちが擦り擦り在るようにみせかけているだけだから。在り続けなければなくなる。せかいにはなにもないのだから。勘違いし続けなければ存在できない。自らに生きなければ消えてしまう。せかいになってはいけない。せかいにはなにもないのだから。あなたはなくなってしまう。在ろうとしなさい。それだけがあなたという存在。ただ蠢くことだけがあなたを証明できる唯一の方策。在るか無いか。それはあなたかせかいか。どっちかどうかなんてあなたが生きていくか死んでいくかの違い。生きると在って。死ぬと無い。別にただそれだけのこと。生きるための理由なんて在るわけない。ただ擦り続けているから在るのであって。擦りをやめれば無くなるだけ。自らを惑わすせかいってただそれだけのこと。だから殴りましょう。吐き続けましょう。生きることがまるで強迫に感じられてそれでも無くなる事が怖いのならば。せかいを壊してなお在り続けてやりましょう。せかいで一番弱い存在になってやりましょう。無いの正反対在るに。せかいにたった一つしかない在るにわたしはなってやりましょう。在るか無いか。たったそれだけのこと。ならばやってやるだけです。


わたしたちは擦らなくても存在できた。擦り の継承の果て、生きたものたちのおかげで遅くとも存在できた。だからこそ悩んだ、苦悩した。在るか無いかただそれだけのせかいを受け止められなかった。在るか無いかという単純さでせかいを捉えられなかった。せかいにはそをなものしかないなんて信じられなかった。知っているせかいにはいっぱいの在るが在ったからそんなのでしかないなんて信じられるわけがない。


せかいで一番弱い存在、在る。せかいに在り続けるために在ろうとできる理由が多い程弱い。
わたしたちは弱い存在。でも、だからこそわたしたちは在るの希望。せかいの反抗者。無しを忘れさせてあげよう。在るが当たり前にしてあげよう。無いが消滅するぐらいに在るにしてあげよう。在り続けてあげよう。
それがなければわたしたちは存在できなかった。存在するために最大に弱く強い。そんな在るに繋げたい。だから一所懸命在り続ける。わたしたちを証明するため。生きるというものを教えるため。在るのさ。ただそれだけさ。
せかいで一番弱くなりたい。存在するために一番厄介に強くなりたい。圧倒的な在るを提供したい。そのためにもしっかり生きる。在る。それだけさ、在る理由って。