卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

文章  1

 

わたしはどこにもいなかった。考えるまでもなかった。わたしはなにも求めていなかった。在るも無しも興味なかった。
「文章全部消えたからって関係ないでしょとにかく書けー」
わたしは書くことを急かされていた。少し良いものが書けそうだと予感していた奴が一瞬にして忘れ去られたのだから私は一瞬どよーんとした。そんなことがあるといままではせかいを破壊し当分の間は宇宙船に引き篭もっていただろうが俺の生き方は変わった。とにかくただやる。だから別に今となってはどうでもいいことだ。とにかくただやるということだ。

あのこはいるようでいないようで。みんな不思議に思っていたけれど。忘れてた。誰も憶えていない。ただの想像の先にあのこはいなかった。あの教室にあのこは現れなかった。そんなのにも誰も気づくことはなかった。

卒業アルバム。どうでもいいがある。偶にみる。どういう目的かはいわない。教えることじゃないからだ。記憶を卑しめているなんて俺はいいたくないだけだ。わかってくれ。
まあでも久しぶりに見る訳だが。俺は少し不審に思った。
久しぶりとはいえ。俺は自慢でもないが学年一卒業アルバムを開けていることで有名な男だぜ。そんな奴がさ名前を覚えていないとはいえ顔ですら忘れてちまうなんて事態起こると思うか?
それにこれもまた在る筋では有名だが学年一ひとの言動立ち振る舞いに耳を潜ませていた男というのはこの俺だ。少なくとも机に座りながら斜め隣それから三つ先で話している話題にも耳は通していた。だからこそ俺という奴が存在を顔を見ても思い出せないなんてあるはずがない。
あっ
さすがの俺。そういうところで思い出した。そうそうあいつはみそ汁が好きだった。豆腐を上から制圧者の眼差しで丸呑みするのが癖だったな。

「あなたはここにいる?」
あいつは果たしてなにをしているんだろう? アルバム片手ゴミだらけ俺の部屋。俺にとって掴み所のない、みんなにとって空気だったあのこは果たしてなにをしているんだろう。
「会いたいなー…」
そうはいっても俺に会うことは不可能だしどうでもいいことにした。俺はとにかく会えないと会うことは不可能だと言い聞かした。論理ではおかしすぎておれはキマリまくる。自らの狂騒と甘えと程度の低さを身を以て語りそして溺れた。ダブダブダブ…。俺は赤い酒なんて飲んだことね。そもそもどうでもいいさそんなこと。もうすぐしたらこの部屋は埋没する。溺れるしかない。もう首を絞めちまおうか。早く死ね。
できない、そうやって壁は一気に開いて落ちていく。どこに落ちるのだろうか? ただピエロたちは笑い、口に手を合わせて、馬鹿にした笑いだ。死ね。そういう甲斐性か俺は。ただ草野になにもないただの草野に俺は上空2千メートルから落ちていた。どうでもよかった。うんどうでも。

 

 

 


わたしたちがまた手を繋ぐことなんてあるのかな? あまりにも遠いよね。近かったらどうだろうね。お話とか楽しくさ笑ってさどうだろー


もともと遠いところ、例えばほしとほし、わたしたちは出会っていたかな? どう思う?

場所ってさやっぱりわたしなんだとおもう。不快じゃないからそこにいるんだよね。嫌ならば出ていくよね。あなたはここってよかった?

ほしとほしと出会えるほどのわたし。誰でなくとももしかしたら。わたしはどこかからやって来たほしの旅人かもしれない

あなたに誓いのキスを


誓いなんていらないよねあなたがわたしだったなら


あのほしにいってきます


わたしより

 

もし今度会えたならキスしようね。激しいキス