卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

あなたが詩じゃ言葉はどうなるの。

一日一文

あなたは詩になったのね。
あなたの手さばき、言葉、音楽、睡眠。
あなた、笑われているわよ。
あなたって天然記念物。
あなたっていっぱいいるのよね。
言葉を話すあなたが壇上に立っているわ。
あなたも言葉を話してみたら。
話せなかったのね。知ってるよ。
みんな言葉を話しているのよね。詩人も言葉を話しているのよね。
世界中に詩が遍在しているわ。
荷馬車に乗せられたあなたにドナドナを贈る。
生きていたら詩が生まれるらしいわよ。
あなたじゃ経過できなかったんでしょう。生まれた時から詩だったもんね。
相手の心に無遠慮に含ませられる人が詩を詠んでいつしか君は言葉になった。
詩人なのよ。詩と人。
あなたも人と認められるのが嫌な自殺なのね。
早く飛び込んで死ね。
詩の自殺。
詩じゃなくなったとしてもそこには何があるの。
人と共に詩が付随する。
詩に何が付随するのかって言うと…。
何かへの言葉でありました。
世界には人しかいない。詩は語られる。口から音として。
あなたは両親にでも語られなさい。
ぽわぽわ浮いているわ。それぐらいが程度ね。
せめて存在でいること。何でもないただ吐きだして。
好きでした。わたしがここが大好きでした。
みんな詩だった。人はいなかった。
破滅と苦しみと泥沼と虚無。
嫌と思い逃れたら詩になった。
人は溜息として詩を吐く。
あなたは溜息そのもの。経験した世界の溜息。
詩篇の端に佇んでいるでしょう。そして消える。
あなたが詩じゃ言葉はどうなるの。
言葉は嫌いでした。痛いから。
痛みは消えない。
詩って美しくてふわふわでだから理想の海と沈んでいくのも悪くない。
痛い世界に僅かな詩を。
言葉は嫌いだ。死ぬから。
生きられないし死なないしそもそもいない。
あなたこそが天使。天使は誰も見えない。
言葉は空を飛んでいる。誰かを殴っている。
僕は言葉から逃げた。詩になった。
大嫌い。だからここが相応しい。
雫となって溺れてうたかた。
全ての詩と認められる君へ。
ただ紡いでいく。詩の連続。
いないから泡だらけ。
さよなら世界。必要な詩を詩人が紡ぐ。
みんな生きている。凄いけれど嫌いだ。
詩が生きていたらと思うけれど何かの末だから詩なんだよ。
苦痛だ。考えると死だ。
詩は死だ。
死んでいる。
佇んでいる。
薄い色であれ。
詩です。ただ一つの詩です。語られる詩です。そんな詩が遍在します。掬われます。そして消えます。だって詩は言葉の端だから、置いていかれて溶けてしまう。
ありがとう言葉。大嫌いな言葉。君がいないと存在しないんだから。詩人は詩じゃなかったんだ。人で言葉を話して詩を纏めるんだ。
解らなくそして消える。そんな風情もあったもんだ。
さよなら。でもここしか認められない。
そういう存在。仕方ないね。