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ふにゃっ

あの星のふもと、かたちが手を振っている

海底の砂屑

一日一文

  少なくともこの星で願いを欲するならば研鑽されなければならない。彼は日々を重ねてきたであろう。私はどうだろうか。何が為日々を費やしてきたのであろうか。見栄、怠惰、鬱。全部嘘であるにしても日々を耐えうる為の誤魔化しとしてなんとかしか言いようのない残念な年月だけが過ぎて云った。そうせざるを得ない認識と体力とこころが其処にはあった。そして今そうしようとする認識と体力とこころが在る。一体何が出来て何が出来ないんだろう。何を認めて研鑽していくんだろう。歳をとる毎に言葉は通用しなくなり泡沫と全ては悲しみと遥か高くまで浮かんでしまった海面をみて歩行する。地表には風化した物質がただ砂となり私を纏っていく。自身もただ温く沈む水に洗われ鈍くその時を待つ魚に舐められ其処に存在する自分を認め唯一の結晶を詠って水上に流す。其れは流れぬ海水の間を拭ってゆき如何してか海面に届き一つの泡として空気に霧消することを願うが叶えるもんでもなかろう。全ては偶々だ。だからと云って研鑽しないというのは違う。温く圧力する水に押し潰され、その時を識った魚に喰われ、視える場所の自身を認められないならば自身の垢は結晶にはならぬ。ただ地面に積もる研がれた砂として認められるがそれが良いか? 何も変わらぬ。ただ嫌か良いかだけだ。
子々孫々と受け継がれていく。様々を纏いされど表面は少数とまぐわって経験した。人は私の中で潜む。彼と彼と彼が知らずに言葉を交じらえる。歩行する彼は生きていた。交わし蔑み悲観した。
主観は変わらない。経験し老耄し老衰するだろうが変わらない。そして頼るしかない。だから存在しない。当たり前だから。他に支障するわけにはいかないじゃないか。知らんよ、こんなもの。ぺっ、だ。唾を塗りつける。泥を飛ばし千切る。ひたすら馬鹿を擦り付けるね。纏わせるね。はっ「でも嫌だと云ったのでしょう」そうです。そんなんです。私は其処に頼る人間です。その先を呪い蔑み逃亡した人間です。罪です。認識し縋る限り罪なのです。こうして紡いでいく限り罪なのです。それでも縋る愚かなる理由とはなんなんでしょうか。顧みれば解ること。まぁ解っているでしょうね。それでも此処にいようとするんですからね。そう大したことじゃないわけですよ。きぶれて解らなくなっているだけかもしれませんが。
まぁ望遠鏡のレンズを介してみえるあの星の輝きを勝手に汚く騒音の耐えない地域で言葉を漏らす私が解釈していてもそんなの勝手にしたらいいことですが結局此処は此処で其処は其処で隣の柿は出会うことしか出来ない、其れでも奇跡的であることに塗れたわたしは感知していなかったってことです。在ることですら、なのにね。何もかもが強過ぎてわたしもまた強い何かで話しているのに無自覚な所が多すぎる。そして構わないけれどそれが問題として顕在しているわけですね。物語にされるわけですね。ああ、虚し。ああ、楽し。人それぞれだね。勝手だね。好きにするべきだね。そうして生きていかねばかね。馬鹿。勝手にしろ、このあほうさん。
見えると思うと彼と彼自身と私じゃ違うけれどね、勝手なる主観のフィールドは徹底しているように思うよ。私のその時は完全に適度に修正されながら一定の色を持っていると思うよ。そして勝手な解釈を吹聴して横からやってきた黒い服纏ったお方に刺されるんだね。意外な顔してね。まぁそんなもんだ。
ただ研鑽するだけだね。拾って掬ってただ無意識にね。それだけだね。ほんと、胸を突かれるそういう言葉、死んじゃうけどね。欲しいね。馬鹿だね。それが嫌だったのに。面白いな。ほんと、馬鹿だ。