卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

そこに立っている人は

一日一文

自分。生きてきた道のり。虐げたい気持ち。虐げられない気持ち。壇上に上がり話して降りていく。ただぼーと話す人、聞く人。
自分がどうしてこうなったかは当たり前の幾多の気持ちが積み重なり出来た正しさ。そうならずとも別の何もかもがあって嫌だったり無理にしたりそうしてまで護ろうとする物があったんでしょ。くだらないとか当たり前だし大切じゃないなんて当たり前だしその中で何かをそう思い込むしかない場所だったんでしょ。だから、君は生きているのかと私は聞きたい。自殺したのかそもそも居なかったのか君は生きているのか。もうとっくに死にました。大切にしていた私は首を絞められて死にました。私が殺しました。私たちが殺しました。この右手と左手で後から見ればなんら変わりようがないこの両手で目を背けながら殺しました。今こうやって話す私までもが死ななければいけない状況が嫌だったのです。死ぬのは君だけ。其れだけがせめてなのです。
せめてせめてせめてだけだ。せめてこうであれと背けて背けて一体何もかもがなくなってしまい目の前にただ積まれていくものにかぶれて消えてしまい目を覚ませればもう名前すら思い出せない在ったことですら思い出せないふざけた話に身を投じた君。あいつがムカつく。あいつを殴る。あいつを虐げる。虐げられる。殴られる。意地悪される。やり返そう。そうしなければ消えてしまうのだから。
生きる為の言葉をただ呟いて其れをあの子は勘違いして自らの首を絞め始めあの子の友達が違うよ違うよと呟いてもぶくぶく泡を吹き始めそしてあの子はもういない。生きる為だけだ。虐げて、そして其処から生じるなにかが嫌だったから私は虐げようとはせず脇に逸れてただ呟く毎日。誰もかも存在している限り別の観点ながらやっていることは同じで場所が違ってそういうことにしてしまう。そうでなければあり得ない場所が保てない。全部そうなんだよ。別にそうしたくてそうなるんじゃないよ。でもそんな余裕も場所もなくて結局自分の為の言葉は人を刺す為にしか運用できない、だから死ね。死ね。死ね。自殺もただごく一般的な生命の退場として扱われる。全てはそうとして扱われて解るのは当事者だけだ。全部運用の為だけだ。逃げられる場所も息を溢す場所もそんな暇に投じるならばもう君は君じゃないから殴ることは正当化される。そして牢獄に入れられ嘆き悲しむ君。死ね、死ね。そう呟くことでどんどん身を細める。結局死んでなんかいない。自殺していない。生きろ、生きろ。生きられれば苦労を感じない。だってだって全てが当たり前、でしょ。ああ、苦。人を嬲らなければ通過できぬ。其れをしたくないからって其れをただ本気でする君が相応しい。そして違うからこそ何もかも相応しいなんて不可能だから相応しいをしたいと願う私は何もかも通過も不可。死ね。自殺しろ。私を取り巻くくだらない気持ちを殺せ。首を絞めて三階の窓から突き落とせ。鞄も机も黒板も何もかも突き落とせ。潰せ殺せ死ね。そうして生きろ。苦労したくないんだろう。其れになりきればいい。何もかも嫌なんだ。このままじゃ吐くしかないだろ。溶けていくしかないんだから。死のう。殺せ。私と私が叫び合う。私は生きたい。私は殺せ。私は生きている限り殺すを選択する。そしていつかその殺した私が生きたいと叫んでまだ見ぬ予知されたわたしが殺す。縷々転々。くだらない。そういう世界。ふざけろふざけろふざけろ。こうせざるを得なくともこうするべきではない。思考はいらない。生きて生きて生きて、だ。
何もかも勝手だ。阿呆だ。適当だ。相応しいくせに喘ぐ。そうするしかなかったんだろう。まだ生きているのか。殺しきっていないのか。バランスか? どうせ全て死ぬって極論振り回して要求するのか。皆んな何処か行ったのに一人だけ反対反対って馬鹿がすることだぜ。しかも、しかもだ。何も言ってないじゃないか。逃げて、逃げて、逸らして何かと何かの間に当てはまって隠れているだけ。いや、ね。言うも言わぬも殴るも殺すも一緒だ。全部何かに言われて殴られて殺されてるんだ。何処でも一緒だ。何もかもが溢れているんだ。其れでも其処で何を思うか、だろ。思ったこと勝手にやって勝手に死ね。そうでなければなんだって言うんだ。なんでもいいだろ。どうせどうせ、何度も何回も殺してきたんだ。ならば勝手に生きて勝手に死ね。そう呟くしかないだろ。どうでもいいさ。そう締め括るしかないね。自分しか出来ないわたしよ勝手にわたしであれ。身勝手なわたしであれ。解らず生きて解らず死ね。掬えなかった言葉も掬えた言葉も何もかもに囚われて忘れて消えろ。そうして最後にまた勝手にしろと呟くだけです。何もかもわからなすぎるんですから。多すぎてなんとでも言われますから勝手に言います。それだけですね、はい。

 

  生きていくのが嫌だったはずです。でもそうではないのです。自分勝手です。自殺しなかったんですからしないんだったら生きろ、です。生きなさい。そのくせふざけた言葉を逃さないで一体何がしたいんでしょう。消えます。この言葉は消えてくだらなくどうしようもない私がそこにいるだけです。自殺しなかったんですし殺されなかったんですからそうなります。ふざけています。そう思ってもどうしようもありません。迎える。迎えて泣いて其れでも引き摺られて立ってもそのまま。そして死ぬ。さようならなんて言えずにね。