卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

交流戦は負けすぎない運動が展開される

野球

「いよいよだね」
「はい。今年も遂にプロ野球セパ交流戦が開幕」
「注目は」
「勿論セリーグ
「借金地獄の火の車。何処が抜け出すかは」
「時流次第」

 

 

今日の試合を終えるとセリーグファンは口笛を吹いて目を逸らしておきましょう。例えば現在パリーグで苦しむ二球団には勝てるだろうと彼らと闘うときぐらいはとテレビの画面を点けてはいけません。せめてスマートフォンを介した速報でも時たま眺め交流戦という無情の日々を経験することをお勧めします。

 

セリーグファンともいうべき私には昨今球界を覆うリーグ間の実力格差に歯をがたがた震わせて地面でも叩くしかありません。あちらの下の球団を見ればなんとかなりそうではないかと悲しい言葉を浮かべて、上の三チームを見比べれば明らかに此方はセカンドリーグと揶揄される実力から抜け出しておりません。
ああ悲しきセントラル。昔の栄光に縋り適当お茶濁している間にパシフィックに何もかも抜かれていくそんな運命を享受する日々。
しかし、しかし私は諦めていません。セリーグ並びに横浜を応援する私としては魅力あると認める球団が着の身着のまま全て剥ぎ取られ無残にも骨までしゃぶり尽くされるのを黙ってみてなどいられません。
ファイトセリーグ! 弱い我らが強くなるためには蹴落とし合いをする暇などありません。全員で上がっていきパシフィックに負けない力をつけていくしかありません。
今年も実力差のあるパシフィックリーグと戦わさせて頂く栄光に身を縮めされど出来る限りの力を尽くしてぶつかっていきましょう。例年の如く大きく負け越すセリーグが目に見えます。其れでも一戦を尽くして日々力をつけていきましょう。十年前から何も変わらない交流戦が十年後もしその時にも開催されているならば互角ともいうべき力をつけられていられるようにね。

 

 

まぁ未来のこともいいですが今年です。順調にいけばまたパリーグセリーグを惨殺するのが目に見えます。
ただその中でパリーグは何処まで勝ちを落とさないかが重要でセリーグはどれだけ負けないかが重要になります。とにかくいい意味で他とはリーグの平均より上に行くことが肝要です。
そこで! パシフィック行っちゃあ最下位が上等なる平均的セリーグの中で大きく抜け出すことが出来るチームは生まれるのでしょうか。例えば広島が去年に引き続いて今年もやっちゃいますかとか? 最近調子のいい中日が野手は打ち投手は大野も復活岩瀬も渋く田島が締めるとか? そんなお話になるのでしょうか。
実際何もかも始まらないとわかりませんが最近のセリーグの情勢を眺めているとこの二チームが抜け出す可能性を大きく秘めてて後は借金前後を行き来、若しくは酷く身を食い散らかされて戦後はもう立ち上がることも出来ない状況でそのままシーズンを終えることもあるかもしれません。
ですが全ては時流次第。実力差が離れていても一勝や二勝は出来るのです。塵も積もれば山となる。一戦必勝を積み上げていつの間にか一チームだけ貯金を重ねていたというのも夢じゃありませんよ。本当に? 可能? わかりません! 全ては時流次第。川崎復帰後途轍もない破壊力を築き上げたソフトバンクも投手のお台所が苦しいですし楽天も実力は高まれどそろそろお身体の方の疲労でチーム全体の調子が落ち込むかもしれません。辻監督の指揮のもと手堅い野球を取り戻しつつある西武も本来の位置に戻りつつある日本ハムもつつあるから滑り落ちてセントラルに思わぬ白星を献上してくれるかもしれません。そしてもしかしたら貯金を得られるかもしれないとセントラルが腐りに腐った牙を磨かせてその時に備えている二球団にもその通りのゲームを運べるかもしれません。そうすればもしかしたらセントラルは交流戦勝ち越しという12回やって2回しか得たことのない(しかもぎりぎり)栄誉を掴み取ることも夢じゃない。いけるかもしれないんです。もしかしたらあるかもです。かもしれないが何もかもうまく行ったら。
まぁそうは問屋が卸さない。今年も恙無く交流戦は消化されて想像通りの展開になるでしょう。でもその中で何チームかが他のチームとは違う展開になる可能性は常にあります。果たして今年はそう運ぶことの出来る球団はいかほどに? 横浜は? 楽しみでしょうがセントラル帰国後ハムスターが現地で行方不明、マスコットにはあのお星様が再びチームを救う帰還みたいなことが想像されます。そういう事にはなっては欲しくないのですが一体どうなるのでしょう(誰もあのお星様の事を咎めているのではありませんよ。ただ負けすぎだけはいけんということです。それだけは駄目。