卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

「進め進め。そして死ね」

一日一文

 そうせざるを得ない時代があった。まるでそれだけ取れば今がどれだけ賛美を得たいのか解りやすいぐらいに主張していてもう違う時代をもぎ取って貢献させようとする。常々そうだ。言葉はいつもそういうことにする他ない。別に何をしようとかしたいとかそんなものばかりじゃなくてただ佇みたいとかゆったりと歩みたいときには適当にやってくる言葉に誤魔化せる言葉を重ねてやり過ごす他ない。
全部そうでしかいられない。そういうもので正しかった。間違いとか正解とかそんなもの適当な誤魔化しでしかなくてただただ正しい。そんな現実がいつも満たされている。
自分を支持する麓を離れて一体何を感じられるというのか。何もかも地続きでまさかそんな馬鹿げた夢なんてあるわけないじゃない。あれもこれもただ続いてきただけ。それでしかないのに下手な視点に惑わされて傾注していっていつの間にかどうしようもないように思い込んで何もできなくなっている。そういう事を望んできた。それがよかったんだ。それ以外を信じたくなかったんだ。

「進め進め。そして死ね」

色々が重なって惑わされ戸惑って見過ごして立っている。そうをせざるを得ない環境と自信とそれを含む私という意思。何もかも矮小すぎる存在の中で揺れ動く精神。それを模っていく今この瞬間の其々は生きています。でもでも、って言いたくなります。それもまた私で、弱いとか屑だとか怠惰的だとかそんな言葉で誤魔化したくなりますがそれもまた私です。考える必要ないでしょう。どう考えていても私は私でしかなく死ぬまで意識がなくなるなんてこと在りませんから。