卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

接する

一日一文

 

例えば明後日の飯のことを考えられる奴には今日も明日も余りに当たり前すぎて退屈っていうことすら忘れちゃう日常を過ごしているんだろう。其れでもそういう事に気付かないような生き方、その先に何かがあるとか過ごせるとかそういう事を担保にして忘れたり覚えようとしなかったりただ今其処にいる事は変えようのない事実。
自分の三年か四年かそもそも性分か知らないけれど思考ってやつは如何してもそういうものだとか明日何が得られるとかそういう土壌で生きていて……ああっ、なんか書いているうちに色々混ざって進行不良になってきたなぁ。言いたい事を小さな一つに絞り切るそういう土地と認識して『もちろんそんなものない』でもやはりそうせざるを得ないそうなっちまった出自の俺が此処にいる。何を書こうだとかではなく現すってまぁ明日の為だったんだなぁ。何もしていないわけではない少なくとも生きている。過去を振り返ると余りにも惨めに感じていた俺がいたからその俺はその場所を至らないと定義し、それ故私の言葉、何もしていないが生まれた。別に何もかもそういうするとかしていないとかっていうお話じゃないんだけどいずれ訪れる崩壊、解りやすい崩壊、理解できる崩壊が目の前に造られているからその話に乗り変な建築物を想像し始める。いや、だから、そういうもんじゃないって、馬鹿だ。下手な野郎でしかないな。
っという事を振り返っているうちに次第に視野が暗みを憶えてくる。如何してこの現象は起きる。途轍もなく下らないからだ。

〈今日、【昨日?】の記録〉
何もしていないから逃れようとしている。何か言い訳を探している。そういう麓の出自。笑ける形に自ら嵌め込む君。何もかも茶番なんて不思議。
如何しようもない零細町の議員選挙とやらは其処らの馬鹿か賢いかあほんだらな小学生がでかくなって下手なポスターを貼って挨拶回り。如何でもいい適当に躱す町の民衆を尻目にどれぐらいの金を掛けているのか知らないけれど最早町の空気。
その中家に幾らか転がっているアナログテレビの一つをギシギシと音がなる安上がりのベットの部屋に転がして俺は曲がったコンセントを無理やり手で形を戻し壁に備えられた穴に差し込む。
ps2はアナログテレビでやるに限る。何もかも環境ではない適当な置物の中でかぶれている自分だからこそそういうポリシーを持っている。
シルバー事件
録画環境はもうディスクを読むことができない備え付けのレコーダーしかできないふざけた何処かでお茶を濁し死ぬ父選出の七年前テレビでは画面から文字がはみ出し馬鹿げていた。画面の取り込み具合を何度変えても変わらなかった。アナログテレビで見るとはみ出すどころの話ではない事に気付き唖然とした。画面の真ん中をトリミング、端は7センチほど切り取られていたのだ。
幾つかあるうちのアナログテレビは全部一長一短のおんぼろだ。七年前テレビがあるリビング様に漬物石にもならない存在こそが全てなアナログテレビはどでかいコンセントを差し込んでスイッチを押していざ出陣となっても数分おきに画面が消える。そりゃあない。俺は此処でシルバー事件等今後幾つかやっておきたいと思うps群と不釣り合いと思い君というテレビを却下した。
二階に一つのテレビ。一度も付いたところを見た事がないフィギュアとCD群が埃まみれの嘗ての父が寝ていた部屋の主は今やカーテンや雨戸により保護されず直射日光浴びて凄まじく床が白みおまけにいつからか延々に使われない洗濯機が此処には合って何やら昔使った事が有るからか凄まじく奇妙な匂いを発している。この部屋は開かずの扉。暗黙了解が内には多すぎる。してこの部屋の主なんて勿論選択外。見たことのない、形も俺的に懐かしではなく恐怖だとか本当の意味で置物でしかない君はスイッチを付けることはせず開かずの部屋にて床にのそべっていてくれ。呉々も暑さに耐えかねて自然発火とかいう落ちだけはやめておくれよ。
二階に二つのテレビ。実はうちの家は二つ繋がっている。如何してかは判らん。でもいつからかこうなっていた。いや普通に憶えているけどね。ただ祖父と祖母がお家を建ててどうせなら繋げようって安直な話。今関係なしだな。
選ばれなかった方は如何でもいいから飛ばそう。そちらの方のテレビが昔家の主役だったんだが運ぶには腰痛しだからね。つまり消去法。そういうもんさ。
残ったテレビの線の接続はほんの少し弱くちょっとした押し付けが必要。ただそれだけでまぁ余り悪い事がないから君は選ばれたのさ。
そうして俺はシルバー事件を始めた。床にタオルやら布団やらで其れなりな快適さで時折画面から音が消えたり画質が悪くなったり接触不良な接続には頭が来るが此れぐらいの環境は別に遥か昔の君と接する上ではなんて事ない障害だからね。別に問題なし。
問題があったのはps2の方だ。なんとメモリカードが接触不良を起こしていた。セーブを出来ないってことは最初から最後まで延々にプレイしなければならんってこと。それは無理だ。俺は途中で電源を消した。テレビもps2も。どっちにしてもそれなりに動く本体が必要ってことだ。他にも幾つかやりたいやつあるからね。


シルバー事件本体はまぁ。なんていうか魅せる奴が違うだけでこうにもを地でいくやつだ。ただの線だとかイラストにしてもただあるだけじゃ木偶の坊(まぁ有るだけでも凄いけど。何かの為に使われた其れらは神々しく息を吐き僕の目の前に表出する。そう、其れが肝要。人と接するのならば。

〈終了.また今度.かたちさんより〉