卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

そう云う話ではないけれど

一日一文

君は其れになりたかったんだ。周りの声、非難提言肯定無言。どうであれなにであれ、他人の文化の上に乗るべきと思い込む世界を信じ込む私は其れになりたかったのだ。だから別になんてことない悪くないってお話。其れに与えた心は全くもって別の意識を持っていたとしてもね。
睡眠。授業中良く寝る。怖いと云うお方が教壇にてガメガメお説教していても睡眠。引っ叩かれて指を切り落とされても睡眠。睡眠の魔術師とは私のことである。
「……」
自分が一番時間を掛けていたものは何なのだろうか。一番大事なものはなんだろうか。解らない私は思考ではなく行動で考えてみた。トイレに篭り、風呂に篭り、自室に篭り、お口から言葉を漏らさず、感情を漏らさず、和室の布団の上で木の模様の天井を眺めながらうたた寝こく私の大事なもの。わたし、じゆう、生命、考え、ぽけーとした時間、傷つけたくない。一体なにを? 其れが優しい? 解らない。頭で考えていちゃあ解らない。行動で考えるべき。知り合いが電車に乗っていると別の車両に行き、街で三つしかないコンビニは顔見知りの若者が働いているから何年も通っていない、街で二つしかない駅の片方は多くの知り合いが通っているから人がいるであろう時間は其方から乗ることはない。篭り篭り一体守っているものってなに?
「完全になれると信じている。良いになれると信じている。強いになれると信じている。私になれると信じている。本当は不可能だと知っているのに」
別に全く違う理論で成り立っていると云うのにそうせざるを得なかった私が其処にもいて今もまだ此処にいる。ずっと居る。殴られても気づかない。ずっと心を破壊してくれる何かを待っている。そう云う話じゃないのに待っている。そうしている間にいつの間にか死んでいる。