卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

図書カード(仮)

図書館巡り

 

なにかないかな、なにかないかなって何もかも落ちている日々に気づかずに無性に考え続ける振りをする私がそこらにいるのだが、そりゃあ文章を書いていくにあたって話のぶれないフックが見つからないからこそ至る病である。今日外から帰宅した夕方頃に考え結局何も残すことなく此処に至る私は日々記され肥大化していく言葉、全くもってに当て嵌まる。そうして家の外にて借りて来た苔本を読もうと布団に寝転んだついさっきである。借りた? 図書館。そういえばそう云うフックがあったんだなぁ。図書館は図書館でも別の図書館だからなぁ。本当に嵌まり込む私だ。
という訳で。一度きりで続くことのなかった図書館を訪れると残される図書館巡りのフックでもなしていきますよ。今日のかたち、今までのかたちはどう言う図書館の付き合い方をしてきたのでしょうか。特になんてことない私の遠い話ですがはてはて。


私が住んでいる町、古池町の図書館に私は通おうとしていく意識を以前の文章にて表したような記憶があるが実際は成せず。借りた本もただ一冊を除き読んでいないはずだ。自身の読書メーターで確認すると陽だまりの彼女しか読んでいない。後の本は一体何を借りたのか。ニーチェと何処かの神話、それ以外は一体何を借りたのであろう。先生と鞄みたいなタイトルの作品を書いた女流作家と農家の星を謳う銀河鉄道先生ともう一冊ぐらいは借りたはずなのだが、思い出せない。まぁいいだろう。読もうと思えないのに無理に読んでも全くもってな読書になる他ない。例えレストランで注文した食物を食い切れなくても身体に鞭打って店の体裁に気をつかう必要など何処にもないのだ。今までは無理にでも食う私であった。今の私は食わん。自身の健康こそ寛容である。読めるかもしれないと借りた私であるのだから読めないのならば別に読まず返せばいいのだ。陽だまりの彼女は表紙に釣られて読み切ってお次はニーチェと意気込んでた私ではあったのだけど最初の文章で此れは今の私の生き方に害を為すなぁと感じて本閉じたね。其れは仕方ないよ。今の前か積まれた後にしか読めないだろうなぁってそんな思考が展開されていたのだから。他の本は、読もうとするフックが弱かったと云う他ないね。別に其れでいいんだよ。もしかしたらのまた今度な話だね。
そして日にちが経ち今日この頃まで余り本と接する日々ではなかったことを此処に記しておく。私と本との関係と云うものはそう云うものだ。此処二ヶ月はアニメへの投資で身を費やした。ガンダムイデオンでその他諸々をただ流したり観ていたりで時間は過ぎた。本を読もうとする必要はなかった。
そんな私がどうして本日図書館を訪れたのかと云いますと今書こうとしている小説もどきにて使う一つのワードとして苔と云うものが出てくるからに御座いますが残念ながら苔と云うと乾いていたりしぶとく如何して生存している緑色の草類としてしか認識しておらずまぁ其れで良いのですがほんの少し知識を加えておいた方がいいだろうと云う判断(そのようなことを理由にして三日ほどもどきを進めていないのは一つのサボり癖)。今日明日明後日と行ける機会を創ることはせず今日を迎える。早く栄養を付け加えないと想像が消えていく。駄目だ、駄目。やるときやらなきゃ何も成せないんだよ。っと云う訳で母が飯を食いに行こうと私に述べるので其れを理由にのこのこ車に乗って道の途中にて存在する私が生息する近隣の街の中では一番大きい高階市の図書館へと落とされる。母は図書館がある文化センター横に置かれている駐車場にて休憩。男前なる警備員さんの誘導に従いつつも右、左と危険に警戒しながら道を繋ぐ横断歩道を渡ると文化センターの自動ドアが私と前にて小走り気味に進む禿げかけのおじさんを吸い込んでいく。
三年ぶりに来た高階市の図書館。私の街の図書館とは比べようのない充実度。全くもってな差である。隣町の人でも借りられる高階市立図書館は古池町所属図書館利用者にとって街のおんぼろさんなど利用せずに此処を使用するのは何て云うほどのない当たり前さであった。
そういえば三年ぶり。何故に三年ぶり。その理由の一端は図書カードにある。私は図書館カードを紛失したのです。紛失するとカードの再発行に手間がかかります。カウンターの中にいる職員に話しかけないといけませんし其れが私には高いハードル。めんどくさい。どうでもいい。私がよく語る行動しない理由TOP1,2によりこの図書館は封印の憂き目に遭っていたのです。何て馬鹿げた話。
更に付け加えるとですよ。そのカードの紛失が一体何処で行われたのかと云いますと此の高階市の図書館なのです。自動借り出し器にカードを通して借りた本を鞄に入れて自宅に帰ってカードは取り忘れて。そんなことを一度ならずとも三度も繰り返しその度職員様のお電話を授かった私は申し訳がたたず三年間のインターバルを知らずのうちに与えてしまう原因の一端となったわけです。全くもってふざけています。
そのような私ではあるので今回もまた中々に母が右ハンドルにて運転する車内にてうじうじ逡巡に逡巡を重ねどぶ沼を描いていく体裁でありました。しかし今日行きませんと明日月曜日は図書館休みですしその次の日の午後はお仕事が有りますしそうなっていくと本当にどうしようもない私が展開されていく具合。行くしかありませんでした。
電波で判断されるゲートを越えて図書館へと入場した私は入ってすぐさまの壁際の机もどきに記されていく図書カードのご案内に目を通してカード紛失者は作りなおす手続きを書いてねと云う案内に従いその横のカウンターの職員様に「カード失くしたんですけど」と云うとカウンターの横へ横へと回されて新人っぽい人に対応される。渡された紙に色々書いて仮のカードを渡された僕に新人さんは「一ヶ月だけ様子を見て其れでもありませんなら新しいのね」っておっしゃられるのだけど実を言うと僕は此処で失くしたんだ、三年前なんだなんて云うと少し面倒なことになるのかな? いややっぱり自分の記憶のまま世界を象るべきだったね。そう今は思うよ。
所で僕がカウンターにて腰を曲げてえっそら紙に必要事項を記入していた頃クレイマーとも云うべき厄介な利用者は口角から泡を飛ばしてあほうな行為を繰り返していたね。世界に整備を求める前に自身の心と身体を整え上げていくべきだと内申に思いながら変な空間に笑みが溢れそうなのを我慢して文字を書き続けていたね。紙書いて仮カード貰っても怒り続ける男と嫌が応なく同じ皿に乗るなんて違うからね。此処は一丁たらしくありがとうございますと新人さんに笑みを浮かべて会釈してその場を離れたね。男は何時迄も怒り続けていたね。
そして特に本を廻ることもなく予めネットの検索で何処に目当ての本があるかを探していたかたちはその場にある検索器も使用しながら苔本を見つけ出し図書館を出ていった。文化センターを出ていけめんさんの誘導に従い右左、車にて爛れる母を見て炭酸を召喚し与えて帰宅。今日の図書館はこんなものだった。


〈借りたもの〉
苔の話
コケの手帳
コケ図鑑
ときめくコケ図鑑