卵の殻保存同盟

落ちた鈍い殻はとてもおいしい、と思う

なりたかったもの

僕のなりたいと思ったもの。

僕の中で尊い物語を為す者、精神科の先生、カウンセラー、登山家、音楽家、美術家等々。

私は頭の中で考えたのだが、私のなりたいものは全てはみ出しものであるようだ。少年時代好きな漫画のキャラクターはブラックジャックであった。中学時代はブラックジャックに加えてあぶさんであった。両者ともはみ出しものである。

 私は何事に於いてもはみ出しものになりたいと願っているから、そういう人間になんて言葉は不遜だが、何者にもなれなかった。

半端が嫌だった。しかし努力はせず、だから何も出来ない。

 私は私として可能なはみ出しものに収まっている。私の視野の中で気分を落ち着ける場所でとどろんでいる。

 私はしかし、だからこそなろうとするならば、いや違う、良く分からん。

 俺はこのまま終わることを知っている。しかしただ形を表したいと考える。

 私は今此処にいる形全てだ。それ以上はない。

 私の世界の上限は此処なのだ。ならば行動するしかない。

 これ以上の世界には私が嫌だと認めたものしか存在しない。

 しかし、言葉を続けるならば、良いものを見たいならば続けるほかない。

 今尾崎翠氏が記した第七官界彷徨を読んでいる身であるのでこの書の形式を借りて話すならば、私は自分自身が良い世界と感じた、17歳時の僕の心の中に感じていたあの尊い言葉を世界に発表したい。僕が此れから先世界に生存する意味を自ら見出すとすると、自身の中で、自身の中でだ、一番懸命になれるものを考えると、それ以外に浮かばない(しかしやはり、性的関係話が一番な気がする。早く出会えたら良いな。誰でも良いからさ。行動に邪魔になるからね)。

 しかしそのような遠さなので前途多難。日々をこなしていく他ないのだ。私はそのように思う。